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今やネットビジネスだけに留まらず、リアル企業の宣伝等としても必要不可欠なホームページ。
ちなみにそんなホームページを運用しようと思った時〜 大半は「レンタルサーバー」サービスのお世話になるかと思われますが、、
皆さん、そういったレンタルサーバーの仕訳等はどうされていますか?
<<INDEX>>
勘定科目については、
個人によってサーバーの使用目的や用途が違う為、「通信料」「賃借料」など、事業の内容とサーバーの関係によって選んでも問題はないでしょう。
ホームページから直接情報を発信(情報提供)するビジネス・スタイルであれば〜 「通信料」。
ネットショップ等、ホームページを「お店」と考えるビジネス・スタイルであれば〜 「レンタル料」や「賃借料」かな。(ネット上の仮想店舗として考える)
レンタルサーバーの更新。(クレジットカード決済)
借方 | 貸方 | 摘要 |
---|---|---|
通信費 5,000 | 未払金 5,000 | --- |
なお、こういったサーバー費用は1ヶ月〜数年単位で更新や取得する形になろうかと思われますが、(契約期間)
おおむね1年以内のものであれば、支払ったタイミングで一括経費として問題はないでしょう。
ちなみに初めて契約した際には ”初期費用” というものが発生することもありますが、この初期費用は「支払手数料」でOKでしょう。
え〜 それから、サーバー運用にほぼ付随するドメイン費用。(独自ドメインで運用されている方)
こちらは?
ぶっちゃけ税務上でも明確な区分けがされていないようで、イマイチはっきりしない費用だったりも。(区分が難しい)
WEB上の個人名や社名(アドレス)の登録手数料なので「支払手数料」、
どの費用にも属さないので「雑費」、
情報を発信する為の通信拠点になるので「通信費」 ・・・など、ドメインを利用する方の見方によっても色々な勘定科目が考えられますが、
まあ正直、仕訳の一貫性ルールさえ守られていれば〜 どれを使っても問題はないでしょう。
ドメイン更新料。(クレジットカード決済)
借方 | 貸方 | 摘要 |
---|---|---|
通信費 5,000 | 未払金 5,000 | --- |
ドメインやレンタルサーバーの契約が長期に渡る場合には、支払った当期において一括経費として認められない場合がありますので、十分に注意して下さいね〜 ^^
レンタルサーバーは、いわゆる「インターネット上の家賃」のような性格。
一定の契約のもと継続的なサービスが行われる対価である事から、長期に渡る費用は「前払費用」として取り扱うのが妥当と思われます。
そしてドメイン。
ドメインも一般的には「前払費用」として取り扱うのが妥当と思われます。
ご注意を。
もし20万円を超えるような高価な「プレミア・ドメイン」を取得するならば、損金の算入方法(経費計上)について注意しておいた方がよさそうです。(取得費用等)
こういったドメインは、支出の後でも長期の将来に渡って利益をもたらすもの・・・という意見から、「繰延資産」として取り扱う意見が有力視されています。
またこういったものは「商標」的な存在を持つ事もあり、
そうなれば「無形固定資産」として減価償却が必要・・・との意見も。(こういったドメインは買取り業者もいらっしゃるようですし)
ただ、こういったプレミア系のドメインに私は全く触れたことが御座いませんので、取得や維持、更新等に必要な費用等の概要までは全く分かりませんので、(高価なのは初期費用だけか? 更新料も高いのか? その他維持費用はかかるのか? 使用権の範囲は? 解約時の扱いは?? 等々)
私にはこれ以上のアドバイスは出来かねます。
なのでもしお心当たり御座います方は所轄の税務相談などでお尋ね頂ければ助かります。
以上、皆様のご参考になれば幸いです。