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あずかりきん。
従業員や取引先から一時的に預かった金銭を管理する勘定科目。
取引先から預かった源泉所得税、従業員の住民税・源泉所得税・健康保険料・厚生年金、、 など(いわゆる自分のものではない、自分が負担すべきものではない)。
・給料から天引きする税金類や保険料類を、この「預り金」勘定で管理します。
・「前受金」や「仮受金(他流動負債)」とは全く別物です。 混用しないようにきちんと区別しましょう〜 ^-^)/
・主に源泉徴収とか、従業員給与から差し引く税金類で使われる事が多いですが、支払義務は本人(従業員とか取引先とか)にあるのだが、取引き上どうしても本人に代わって支払わなければならない金銭を預かる時にも使われるでしょう。 (→ 例えばユーザー車検代行業務などで、お客様から一時的に前もって預かっておく自動車重量税とかがそうですね ^^ (※ 支払義務はお客様本人にあるが、ただどうしても取引きの流れ上、本人が直接支払う事は出来ませんので))
対象外
@取引先への原稿料20万円を、源泉所得税(源泉徴収分)を差し引いて支払った。
借方 | 貸方 | 摘要 |
---|---|---|
支払報酬 200,000円 | 現金 180,000円 | A氏へ原稿料の支払い |
預り金 20,000円 | A氏源泉徴収 |
A後日、預かっている源泉所得税を納めた。
借方 | 貸方 | 摘要 |
---|---|---|
預り金 20,000円 | 現金 20,000円 | 源泉所得税の納付 |
※ 「支払報酬(販売管理費)」とは、源泉徴収の必要がある士業報酬や原稿料・講演料を管理する勘定科目です。 参考: https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2792.htm (国税庁HP)
以上参考までに。
(※ なお、これら仕訳例、及び勘定科目各概要は主に個人事業者を対象としたものとお考え下さい(一応当サイトでは、法人仕訳等には触れておりません)。 また上記例は一般的なごく一例です。 それと消費税に関しては税込経理としての仕訳としております)