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例えば「事業用自動車の購入」。
自動車を月賦で購入するには・・・ 主に「信販系クレジットの分割払い」「銀行借入」の2通りの月賦購入の方法がありますよね〜 ^^
信販系クレジットは金利手数料が高めだが、手間が少なく審査が早い! という特徴があり、
対し銀行借入は審査に手間と長時間を要し、条件次第では審査条件が厳しいが、金利が安い! という特徴があります。
貴方ならどちらを選びますか〜?
どちらを選ぶかは事業者の条件や環境次第ですが、
借入が可能であれば、金利が安い銀行借入で購入を・・・という方はかなり多いはず。。
しかし私はあえて「信販系クレジット」を選びます。
何故なら・・・
「信販系クレジット」は、決算書・賃借計算書の「借入金」勘定に該当しないからです。
「信販系クレジット」もお金を借りて購入していますが、会計上は「未払金」勘定に該当します。
この違い、何だか分かりますか〜?
「借入金」 = 「借金」ですが、
「未払金」 ≠ 「借金」。 「未払金」は借金ではありません。
つまり、マイカーローンなどの銀行借入はもろ「借金」ですが、自動車販売店で利用する信販系クレジットは会計上では「借金」になりません。 単なる「未払金」です。 (あくまで会計上では!の話ですが)
同じ負債なのに扱いがエライ差だと思いませんか?
事業の規模にもよりますが、運転資金や資産購入のために、事業用資金として銀行等から融資(銀行借入)してもらっている方もいらっしゃると思います。
ちなみにこの融資審査の際に、必要となる必須書類は何でしょうか・・・。
そう、確定申告書です。
事業用資金以外でも、個人事業主がマイホームを購入・・・となると、必要な審査書類は・・・
そう、確定申告書です。
確定申告書の第一表・第二表の控えだけなら問題ないのですが、確定申告書に「決算書」もセットオプションとして提示を求められる事もあります。
決算書には「賃借対照表」があり、「賃借対照表」には「借入金」が堂々と輝いています。
決算書は事業の経営状況が一目で分かりますし、借金の額も全て把握する事が出来ますから・・・。
もし、各種借入の審査段階で、この「借入金」の額が多いのと少ないのでは どちらが審査が優勢になるでしょうか。
判断は全体の経営状況等にもよりますが、借金は多いより少ないほうが優勢審査に決まっています。
事業資金が不足しているからお金を借り入れている・・・とも判断出来ますからね〜。
・・・という理由で、
私は「信販系クレジット」を選びます ^^
今の日本社会、法人格やサラリーマンに比べて、個人事業主の信用度は非常に低いです・・・。
もし必要な時に借入が出来ないと非常に困りますから、借り入れ以外の手段で購入出来る方法があれば、そこは出来るだけ「借入金」を作らないような事業経営を心がけています。
小さな事からコツコツと。チリも積もれば山となる。
こんな感じでしょうか・・・ ^^
以上、皆様のご参考等にもなれば幸いです。