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ローン!
メンタンピン三色ドラドラ。
思わず嶺上(りんしゃん)の裏ドラが気になってしまいます。 ←(濃い目のネタですんません。よく分からない人はそのままスルーお願いします)
さて本題に移りましょう。
先ずよくある質問なんですが・・・、
Q. 月々引き落しされているローンは、毎月必要経費になりますか?
A. 「NO」。毎月必要経費になるのは「金利手数料(利息や利子など、類するモノ含む)」の部分のみです!
元金など、他の部分は経費に入れないよう十分気をつけて!
ええ? でも仕事に必要なものを買ったのに? 何で?
その品物は、購入し取得され、その後「事業の用に供した日」に必要経費となりますので、(もしくは なっているはずですので)
もし月々の返済時の元金までいちいち経費に入れていたら、、 最終的に経費がダブって計上されてしまうことに。
ご注意を。
ちなみに、その品物が自動車や器具備品など減価償却資産に当たるモノの場合には、
こちらも月々のローン返済とは全く別で その都度減価償却による経費計上を行う事になりますので、
いずれにしても、間違っても返済時の経費計上は行わないよう 十分ご注意を。
分割払いで5万円の書類棚を買いました。
金利手数料の総額は1万円で、月々6,000円の10回払いです。
@ 購入時
借方 | 貸方 | 摘要 |
---|---|---|
消耗品費 50,000 | 未払金 50,000 | --- |
※ この時点で買った品(元金に当たる部分)は必要経費に計上されています。
A 口座引落日
借方 | 貸方 | 摘要 |
---|---|---|
未払金 5,000 | 普通預金 6,000 | --- |
利子割引料 1,000 | ローンの金利手数料 |
※ 購入時に立てていた未払金を、繰り返し返済都度減らしていく感じ。(月々の返済時には、未払金に金利手数料を加えたものを支払っている・・ と考えれば分かりやすいかもしれません)
※ この段階で経費となるのは金利手数料の部分のみ。
ちなみに減価償却資産の場合には、
購入時には器具工具備品などで資産計上し、
月々の支払い時は上記例と同じ。
決算時に別途、資産計上していたものを必要に応じ減価償却し、(この時、耐用年数に応じ都度必要経費として算入していきます)
後は償却を完了させればOK! みたいな感じで。
ちなみに、上記例はあくまで一例。
同じ品物の購入でも〜 考え方や環境下によっては それら以外にも仕訳方法は色々とあり・・
例えば購入時に、金利手数料の総額を「長期前払費用」として資産計上し、月々の支払時に利子割引料として費用計上していく方法。(金利手数料も含めた支払総額を未払金勘定として扱う方法)
減価償却資産の場合には、金利手数料を全て含めた支払総額を減価償却資産に計上し、資産の減価償却と一緒に経費計上していく仕訳方法などもあります。
一応参考までに ^^
ローン・クレジットと言っても、
銀行などの金融機関から借入をした場合と、信販会社系の分割払いを利用した場合では、、帳簿上での取扱いも異なるので十分に注意して下さい。
・銀行系の借入は「借入金」
・信販会社系の分割払いは「未払金」
こんな感じです。
ちなみに信販会社系の分割払いは、
申込用紙を記入して契約するタイプも、クレジットカードを利用した分割払いのタイプも、、どちらの場合も「未払金」の勘定科目を使用します。
銀行系の借入は「ローン」、信販会社系の分割払いは「クレジット」という呼び方が正式です。
・「ローン」 ・・・ お金を借りる融資、借入の意。
・「クレジット」 ・・・ 信用貸し、信用の意。
銀行系の借入は、お金の融資を受ける方式なので「ローン」、
信販会社系の分割払いは、信用契約の立替払い方式なので「クレジット」。
こんな感じです く(^o^A
以上、まあこれは余談までに。。