TOP PAGE > 商品・製品(棚卸資産)
LAST UPDATE: 2015/07
販売目的で所有している在庫品は、「棚卸資産」という資産になります。 「たな卸資産」も同じ意味です ^^
つまり 在庫品 = 棚卸資産 というわけ。
ただ「資産」扱い、、 という事は、在庫品を持っているだけでは、商品等を仕入れるために支出した額は 「費用」にはならない! という事ですね〜 ^^ 1個10円で仕入れた商品を10,000個持っているとしても、商品が1個しか売れなければ、、 費用にしてもよい仕入れ相当額は10円ポッキリという事です。 仕入れたら仕入れた分だけジャンジャン費用になるわけではないんですね〜。 仕入れもよく考えないといけません く(^-^A”
先ず棚卸資産には主に2種類存在している事を覚えておいてください。
加工の必要がなく、仕入れたそのままの状態で転売出来る販売用物品。 もちろん販売用に保管している 「商品」は全て棚卸資産に該当しますよ〜 ^^ (ちなみに、送料など、商品を取得するために費やした付随費用も含みます)
原材料の状態から、加工する事により製造される販売用物品。 加工された 「製品」以外にも、「半製品」「仕掛品」「原材料」といった製造過程にある材料・製品も棚卸資産に該当します。 (もちろん製造に係る付随費用も含みます)
「製品」 → いわゆる完成品。
「半製品」 → 製造途中の製品ですが、販売する事が可能な状態の製品の事を言います。 パッケージングされていない製品とか・・・。
「仕掛品(しかかりひん)」 → 製造途中の製品ですが、半製品とは違い、その状態では販売する事が出来ない状態の製品の事を言います。
「原材料」 → 製品を作る為の材料。 但し、未使用の物に限ります。
それからこれら棚卸資産は、単純に言うと在庫品ですが、帳簿上での取扱いはやや複雑かな。
先ず日常業務上では、「商品」や「製品の原材料」を仕入れた時には 「仕入高」勘定、販売した時には「売上高」勘定を使って仕訳を行って下さい。 そして最低限一回決算時には棚卸しと呼ばれる在庫リストチェックを行い、それら在庫品のうち年度末分は翌期への繰り越しのため一旦「商品」や「製品」という勘定科目へ。 ちなみにそれら在庫品の繰り越しには「期首・期末商品(製品)棚卸高」といった勘定科目も用い、いや、、 こう書くとちょっと面倒かな。
まあ- 当頁でそれらまでフォローを入れると大変なんで、それら仕訳などはまだ追々と説明させて頂こうかと。