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LAST UPDATE: 2015/07

棚卸しのやり方、棚卸しの方法

在庫品 = 棚卸資産。 この由来は ”棚卸し” というイベントを起源とします。

棚卸しとは?

棚卸資産は、最低限一回は決算時において ”棚卸し” を必須としており、まあ販売目的で保管している在庫品等がどれくらい残っているのか、、 それら商品や製品の状態は? 帳簿との照合等、決算における在庫品のチェックの事を ”棚卸し” と言います。

なお、それら必須とされる棚卸し時期は、個人事業者の場合には年度末(12/31) = 決算 ですが、ただ年末は多忙だったり仕事納めだったりのため、多少の前後は問題ないとされているようです。 (紅白横目に棚卸しなんてなんだか寂しいですからね ^^;)

 
 12月31日より前に棚卸しを行ったり、翌年度の1月に入って棚卸しを行う場合、12月31日から棚卸しまでの間に仕入れや売上げが発生してしまうと、発生した 「仕入高」や「売上高」も追加処理する必要がありますので、出来れば仕入れや売上げの発生しない 「仕事納め後」「仕事始めの前日」で棚卸しをするのが好ましいと言えるかもしれません。 (またこの辺りの見解は、後程の他の要素でも有効的と言えるでしょう)

ちなみに、扱う商品の数が膨大な事業者や、月毎に製品の製造原価を算出している事業者の場合には、、 何も年末だけでなく、月次(月末。月次決算時)や数ヶ月毎に棚卸しを行う場合も。 (任意

まあ何だか原始的ですが、いずれにしても重要な作業かと。

実地棚卸と帳簿棚卸

まず棚卸し作業には、大きく分けて ”実地棚卸” と ”帳簿棚卸” の二種あるとお見知り置きください。

 @実地棚卸

実際に商品の数を数えて棚卸しをする作業。 倉庫で伝票を持ってひとつひとつ、、 と、こんな作業です。 数や帳簿・現物照合だけでなく紛失や汚損等まで、一番確実性の高い方法なので、基本的にはこの作業が ”標準” とお考え願います。 また私もこの方法を推奨させて頂いております。

 A帳簿棚卸

帳簿上だけで商品の在庫数を確認して棚卸しする作業方法。 商品出納帳などで商品の出入り・毎日の在庫数量を確実に管理しており、尚かつ定期的に棚卸しを行い実地照合を行っている場合には、年末の実地棚卸を省略し、帳簿上だけで棚卸し作業を行う事も出来るでしょう。

チェックは集計、実践にあたって

では、それら実際の棚卸し作業についてを。

棚卸し作業のチェックでは、まずは第一段階として 手持ちのノートなどに 「商品別」、「製品別」、「商品や製品の品質別」(※)に区分し、それぞれの在庫数を確実に集計していきます。 集計方法に特別な決まりはありませんが、二重チェックにならないよう各自が一番効率の良い確実と思われる方法で集計していって下さいね〜 ^^)/

 
 ※ 「商品や製品の品質別」について。

 【 商品の場合
 → 「正常な良好品」、「品質劣化」、「損害品」、「破損・欠損品」、「棚ざらし品(長い間売れ残っている長期在庫)」、「型落ち(旧モデル・旧規格・型遅れ等で価値が下がっている物)」等に区分けし、それぞれの数量を記録しておきます(状態の詳細も明記)。

 【 製品の場合
 → 商品のように 「製品」の状態を区分する他、「消耗品(補助的な原材料)」、「半製品」、「仕掛品」、「原材料」等に分け、それぞれの数量を記録しておきます。 (その他、「仕損じ品」、「副産物」、「作業くず」なども区分)

ちなみに・・・、ここでチェックした在庫品の記録は 「原始記録」とも言い、この後に作成する 「棚卸表」と一緒に保存しておく必要がありますので要注意。

以上、まずは初期的な部分としてまでに。

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