TOP PAGE > 勘定科目一覧 > 収益 > 営業外収益 > 為替差益
かわせさえき。
外国為替の相場変化によって発生する収益。
売上げ時の為替相場と、入金時の為替相場の 「変動差」によって発生する収益 ・・・など。
例えば売上げ当時は1ドル120円でも、それが売掛となり 実際にその回収時には1ドル130円となっていた場合には〜 明らかに売上高より多くの収入となりますので、その多く得られた収益がここでいう為替差益というわけ。
・為替の変動で、確定していた報酬額(円に換算)より振り込まれた金額が少ない場合には、「為替差損」の勘定科目を用います。
・突発的な海外取引など、定期的でもなく、継続性もない単発的な「為替差益」は「雑収入」で仕訳をしてもOKですよ〜 ^-^)/
不課税
@報酬確定。
借方 | 貸方 | 摘要 |
---|---|---|
売掛金 50,000円 | 売上高 50,000円 | ○月分収益 |
※ メモ書きとして、報酬確定日の為替 1ドル = 100円、報酬確定額 500ドル。
※ 請求はドルでも、売上高の計上額は ”円” 換算になります。
A報酬振込日。 (為替の変動により、振込報酬額が2,500円増えた)
借方 | 貸方 | 摘要 |
---|---|---|
普通預金 50,000円 | 売掛金 50,000円 | ○月分収益の振込 |
為替差益 2,500円 | 為替変動による為替差益 |
※ メモ書きとして、報酬振込日の為替 1ドル = 105円、報酬確定額 500ドル。
※ わざわざ為替相場から算出しなくとも、売上げより回収額が大きい場合は、その差額を為替差益。 小さい場合は為替差損- として取り扱って問題ないでしょう。
以上参考までに。
(※ なお、これら仕訳例、及び勘定科目各概要は主に個人事業者を対象としたものとお考え下さい(一応当サイトでは、法人仕訳等には触れておりません)。 また上記例は一般的なごく一例です。 それと消費税に関しては税込経理としての仕訳としております)