ちょうぼかがく。
初歩編では、使用・時間の経過によって固定資産の価値が下がった分は必要経費として算入出来る・・・ というのはご理解頂けたかと思いますが、
ところで価値が下がって必要経費となってしまった「減価償却資産」は、帳簿上ではどうなるのでしょうか。。 どうなっていくのでしょうか。。
Q. 毎年、償却分が必要経費になった「減価償却資産」はどうなるの?
A. 帳簿上では、償却分だけ資産価額が減っていく計算になります。
ちなみに、毎年の償却分を差し引いた資産価額の事を「帳簿価額」と言います。(簿価、又は未償却残高とも言います)(いわゆる資産の価額ですね ^^)
車で言うと、査定価格みたいなものですね〜 ^^
尚、これら減価償却資産の帳簿価額につきましては、固定資産台帳という帳簿にて管理するのが基本でしょう。(会計・税務上でも必須の帳簿)
ちなみに会計ソフトなどを導入されていれば、管理はそのソフトで十分問題はないでしょう。
なお、固定資産台帳のテンプレート(基本形)というものはありませんが、
もしご自分でオリジナルを作って管理するなら・・・
こういった減価償却資産の個々の内容を、(決算書3ページの減価償却費の計算への記載事項とほぼ同じとも)
ノートとかエクセルなどで管理されておくのも良いかもしれませんね ^^
※ 固定資産別に管理します。 尚、これら基本的なひな形 (テンプレート)が分からない方は、https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kojin_jigyo/kichou03.pdf 国税庁のパンフレット(PDF)あたりでもご参考に m(_ _)m
少々補足かもしれませんが、
この「帳簿価額」は帳簿上だけの資産価値になり、一般的な市場価値とは全く関係がありませんので この辺りは念のため予めご注意のほどを。(例えば中古車の買取り価格とか)