「仕入れた商品が虫食ってた!」
「仕入れた材料がカタログと違っていた!」
明らかなこちらの注文ミスを除き、こういったケースではほぼ間違いなく返品や代替品ゲット・・・という流れになるでしょう。
状態によっては値引きしてもらう・・・という場合もあるかもしれません。
※ なおここで解説しているのは、販売した商品や製品等が不良などによって返品されてきた際の処理等では御座いません。 あくまでこちらが仕入れた商品等に不備があり、仕入れ先へ返品等する処理についてのお話です。(⇒ 販売品の返品処理などはこちらにて)
仕入れた商品に不具合があり、取引先へ返品する場合には ⇒ 「仕入返品、もしくは仕入高の逆仕訳」 で記帳処理します。
また返品ではなく値引きで対応してもらう場合には ⇒ 「仕入値引、もしくは仕入高の逆仕訳」 で記帳処理します。
なお代替品(同じ物)で対応してもらった場合には、基本的にお金の流れは変わらないので、この場合では特に仕訳を行う必要はないでしょう。
製造原価の計算(製造原価報告書)」をおこなっていない事業者は、基本的には商品の場合と同じく 「仕入値引」・「仕入返品」・「仕入高の逆仕訳」 でOKです ^^ (原材料を「仕入高」計上をしている場合)
ちなみに・・・ 製造原価の計算をおこなっている事業者の場合には、
原材料の仕入れ勘定「原材料仕入高」の逆仕訳、もしくは「原材料仕入値引」「原材料仕入返品」といった勘定科目を用います。(使用例は上記「仕入値引」「仕入返品」と同じ形式です)
以上参考までに。