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(2019年2月6日更新)
所得税や消費税はe-TAX。 固定資産税はeLTAX。
今や自宅に居ながらして各確定申告などがデジタルで出来る便利な時代。
しかし時として、使いこなすまで少々面倒なことも。。(紙のアナログだと書いて提出するだけですが、デジタルはPCやソフト等の扱いもありますので。。)
というわけで今回は、eLTAXを利用した ”固定資産税(償却資産)” の申告手続きのやり方等について触れてみました。
※ なお、2年目以降の ”プレ申告” につきましては別途こちらページで触れております。 ⇒ 固定資産税のプレ申告のやり方
※ 償却資産の申告手続きは、eLTAXのサービス提供時間内でないと正常稼働しない恐れが御座います。(送信までの作成段階のみでも) ご利用はサービス時間内推奨。(もちろんデータ送信できません)
<<本頁INDEX>>
※ 解説は2019年度の税制、及びソフトウェア・バージョン(PCdesk)によるものです。とくにソフトウェアは予告なく随時更新・修正やバージョンアップ等が行われておりますので、御閲覧時の状況・環境などによっては内容相違などが見られるかもしれません。予めご了承の上ご参考など願います。(申告環境やPC環境も個人々異なりますので、そういったものに起因することも)(地域によってフォームが異なる可能性も)
今迄”給与支払報告書”などの手続きにeLTAXを利用した事のある方だとおおよそ事前準備は問題ないかと思われますが、
もしお心当たりない方は---
@ eLTAX(地方税ポータル)への事前の利用届出手続き。
A 利用環境にあったパソコン。
B eLTAX配布の ”PCdesk” のインストール。
こういった事前準備が必要になっておりますので、予めご確認などを願います。
※ 利用環境などによってはこれら以外に必要となってくるものもあるかもしれません。
PCdeskを起動させます。
起動時にソフトのバージョンアップ等の更新や確認など入る場合がございますが、この辺りは必要に応じ各自ご対応等願います。
前置が全て終わるとメインメニューが出てまいりますので、
先ずはこの中から「3:申告データ作成メニュー」をご選択ください。
おそらく大半の方は固定資産税(償却資産)の申告者情報を登録されていないと思われますので、
「固定資産税(償却資産)申告者情報登録」から。
※ 基本情報ファイルの更新(ダウンロード)が入ることもありますが、(基本情報ファイルのダウンロード処理を開始します。よろしいですか? と。) この辺りは先のページへ情報共有するものですから、基本的には都度「はい(Yes)」で。
ページ上段までは基本情報が反映され入力されておりますが、以下は手動で入力して行きます。
事業種目は・・ 償却資産は、事業税のように業種によって課税率が変わったりしませんので、それほど形式ばったものでなくとも問題ないです。 中古車販売、自動車整備、小売、IT・・ こんな感じで問題ないでしょう。
※ 必要事項を入力後、画面下にある保存ボタンで内容保存しておくことを忘れずに。
申請者情報登録が終わりましたら〜 お次は「申告データ新規作成」へ。
提出先税目一覧では、予め届出されているメニューから「固定資産税(償却資産)」をチョイス。
申告データの準備画面へ移ります。
上半分の未入力箇所を埋めていきます。
申告区分は、通常は〜 プルダウンで ”増加資産/減少資産申告” を選択。(いわゆる一般方式によるもの)
年度は当年度。
固定資産税は1月1日時点での課税なので、所得税のように間違って前年度の年号を選択されないように。
上半分の入力が済みましたら「申告データ作成条件を決定する」をクリック。
画面下に様式項目が出てきますので、
初申告の方は ⇒ 償却資産申告書(償却資産課税台帳)と種類別明細書(増加資産・全資産用)をチョイス。(種類別明細書は、左欄から選択し追加ボタンで右側へ反映されます。また右側が実際に申告するデータになります)
提出する様式(書面データ)が揃いましたら「上記の内容で申告データを準備する」へ。
ようやく申告書(本表)の入力画面です。(償却資産申告書)
※ 既に入力している申告者情報が反映しております。
言うなれば、ここからが入力本番という感じ。頑張ってください。
表一番上段の年月日は提出日。
他は、、まあそれほど難しい部分はないかな。
増加資産・全資産用など種類別明細書(別表)の入力は、画面下の様式/添付一覧をクリック。
入力する様式をチョイスし、
「選択された様式を開く」から個別に入力へ。
資産入力画面から詳細を。
資産コードは、申告された情報を元に後から役所側が管理番号を振るので、入力する必要はありません。(入力しないように)(電算処理方式で申告される場合は除く)
入力が終わったら、「表示の内容で確定する」をクリック。
明細書に反映しているはずです。
全ての資産を入力し終わったら、「別表の作成を終了する」から明細書ページを離脱。(なおここで一旦流れで保存が入りますので、保存も済ませ先へ)
ちなみに減少資産がある場合にも同じように入力していくのですが・・
今回初めてのeLTAXで前年度までの申告データが入力されていない方は、(プレ申告でない方) 資産は個別に入力し、減少の事由なども各個別に入力されてください。
本表へ戻る。
※ なお入力した内容(別表の明細書)は、申告書(本表)の下、「別表から転記を行う」クリックで転記反映されます。(クリックしないと反映しないので、必ず押してご確認ください)
※ もし反映されないものがある場合には、手入力されてください。(あるのかないのかは未確認ですが、もし万が一あればの話です)
全て入力も終わり、完成ですか?
完成なら画面下の「申告書を保存する」をクリックし、これまでの入力情報をコンプリート・セーブしましょう。
ちなみにこの際、同時に計算チェックも入りますので、
保存前に個別に計算チェックボタンを押さなくとも問題ないです。。
エラーが出ず無事保存も完了したなら・・ これでデータの入力作業は終了です。
申告書入力画面を閉じてメニューまで戻りましょう。
これまで入力データは、そのままでは送信する事が出来ません。
”署名”と呼ばれる、入力したデータと申告者本人の証明を電子的に結び付ける作業が必要になります。
「3.申告データ作成メニュー」まで戻りましょう。
「申告データ署名」へ。
先ほど入力していたデータが反映しているかと思われます。作成状況は”作成中”となっているはずです。
これを選び 画面下の「選択した申告データに署名する」へ。
ICカードリーダライタとマイナンバーカード(個人番号カード)をご準備下さい。
もちろん接続も。(カードもスロット挿入するなど読み取りアクセス可能な状態にしておきます)
※ なお当該署名は”マイナンバーカード”にて電子署名を行う前提で解説させて頂いておりますので、もしそれ以外の証明書等で署名を行う場合には、適所ご利用のサービスを各ご選択などでご対応願います。
署名用パスワードとは、マイナンバーカードの交付時に16ケタほどの自分で決めたパスワードの事です。他にも4ケタのパスが3つほどありますが、その短いのではありません。
パスワードの入力が済みましたら「OK」へ。
これは署名の内容です。(電子的に結びつける証明書の情報)
申告者本人のものかどうか一応ご確認を。
問題なければ署名確定(表示の電子署名で確定する)へ。
申告データ署名一覧へ戻ります。
先ほどのデータの作成状況欄が”署名済”と変わっているはずです。(依然作成中になっている場合には何処かしらで手順や操作ミスがあった可能性が御座います。今一度やり直しされるなど再度ご確認ください)
これで署名作業は終わりました。
画面下の「閉じる」からメニューまでお戻りください。
後はデータの送信作業です。
「3:申告データ作成メニュー」から「申告データ送信」へ。
先ほどの署名済み申告データをチョイス。
「選択したデータを送信する」へ。
送信はあっけなく終わるでしょう。
送信結果の一覧が表示されますので、問題なく送信完了していれば結果が”正常”になっているはずです。(念のためご確認を)
お疲れ様でした。
これで一連のeLTAXからの償却資産の申告手続きは完了です。
送信は以上で完了です。また送信結果一覧で”正常”が確認出来ていれば送信トラブル等もまず無いかと思われます。
しかし作業後でちょっと面倒では御座いますが、その確認作業をもう一段階だけやっておきましょう。(eLTAXでもこの作業は推奨されております)(一応任意ですが)
PCdeskのメインメニュー(一番最初のメニュー)まで戻ってください。
そこから「4:メッセージボックス」という項目を選びます。
ここには、eLTAXから送信(返信)されたメッセージ(通知やお知らせ)が格納されており、(一定期間が過ぎたものは削除されます)
この中から・・
先ほど送信したデータに対し即時的に返信されたメッセージ(通知)をチェックします。(件名は受付完了通知、送信結果などケースバイです)
メッセージ文中に”送信された申告データを受付けました”とあれば、大丈夫です。(流れ的にはe-TAXと同じような感じですね ^^)
データの送信作業は問題なく完了しております。
改めてお疲れ様でした <(_ _)>
これにて本当に完了です。
なお、ここで”ついでに”、送信したデータのXMLファイルがダウンロードできますので、(受付が正常であった場合のみかと思われます)
申告済データのバックアップという感じで 一応念のためファイルをダウンロード保存されておいてもいいかもしれません。(送信直後にデータ削除されている方は可能な限りダウンロードを)
以上、eLTAXを使っての初めての償却資産申告手順解説でした。