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(2010年11月17日)
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事業において〜 愛車を家事兼用している方も多いかと思いますが、
この事業用車両を購入する上で、最もコストパフォーマンスが良く、家庭的にも事業的にも〜 最も節約が出来、さらに節税効果も望め、買い替え時における損失も最も少ないであろう〜 自動車の購入術。 あくまで私流ではありますが、その購入術をちょっと公開しておきましょう ^o^)ノ
それは・・・
軽ワンボックスの新古車 を買う! (新古車 = 未使用車)
これが私流です ^^
まあ車の好みは人それぞれではありますが、
個人で事業を営む以上、やはりどうしても気になるのが節税。
で、この軽自動車の新古車を狙う理由。 それは〜
減価償却が3年で可能だからです! ^^ (その軽自動車の登録年月日によってもっと少なくなる場合も。 但し、その新古車の状態によっては 税務署側の見解では新車と同様の4年での償却でも問題ない場合もあるでしょう)
普通、新車の軽自動車の減価償却期間は4年ですが、(2010年現在) 新古車という車はその特徴上〜 法的には「中古車」に分類される自動車であるために、税務上では中古品としての減価償却が基準となり、新車に比べ減価償却期間が短くなり、しかも! 新車と新古車では〜 それほど大きな価格差はありませんので、
1年度に経費計上できる経費が大きく出来る!
という事から、新車に比べ節税効果が高いと考えられます。
それと〜 何故新古車なのか・・・
それは、数年落ちの中古車を購入するよりも、、 年間の保険料(自動車保険)が安くなる場合が多いからです。
(※ 新車登録から約3年ほどの間は、新車割引という割引特典がある保険がほとんど) → 2015年現在では、ダイレクト系と呼ばれる通販系では 軽自動車に対しての新車割引きは対象外となる場合が多いようです。
これは家庭的な考えですね ^^
さらに〜 何故 軽ワンボックスなのか・・・ (軽ワンボックス ⇒ 箱型の軽自動車ワゴン)
それは、自動車業界で言う「リセールバリュー」の高い車なので、(リセールバリュー ⇒ 再販価値) 購入から数年間乗っても〜 比較的市場相場の値落ちが少ない自動車とされているのが軽ワンボックス。(あ、私は、長い自動車業界歴も持っています ^^)
なので、
数年後に買い替えを考えられる場合においても比較的消費者の需要が高く、値落ちによる損失が最小限に食い止められる可能性が高いんですね〜 ^^
だから軽ワンボックスなんです。
なお〜 そもそも何故軽自動車なのか・・・
それは、、
以後、何らかの形で買い替えとなった場合に、軽自動車くらいの自動車であれば 転売時の売却価値が「収入」とならずに済む可能性が高いからです。
(※ 但し、減価償却が終わっている事が前提)
例えば〜 減価償却も終了している自動車を、とある理由で買い替えようと検討した場合、その減価償却された自動車の下取り価格などは、一定の額を超えた金額が「収入」となってしまう場合があるんです! (個人事業者のみ)
という事は・・・
せっかく減価償却で費用計上したのに、売却時にその下取り価格が課税対象となってしまう。
これほど効率が悪い事はないですよね ^^
ちなみにその一定の額というのは〜
ズバリ50万円。
つまり、その時の下取り価格が50万円以下であれば課税対象とならないのです。
何故ならば〜
個人事業者が減価償却資産を売却した場合には、その売却価格は事業所得ではなく、、 あくまで「譲渡所得」として見なされるため、その譲渡所得の年間累計が50万円までは特別控除の対象となっているので〜 (2010年現在)
もし! 1年間に他の譲渡所得がないのであれば〜 その50万円以下の下取り価格に対しては課税される事がない!
という理由で、買い替え時の下取り価格が50万円以下になりやすい〜 いわゆる軽自動車をチョイス! するわけなんです ^^
で、参考までに〜
もし、120万円の軽ワンボックスの新古車を購入し、4年後に50万円で売却した場合には・・・ 実質的な費用負担はいくらくらいでしょうか?
(※ 家事按分、事業用80パーセント)
ザッと計算してみただけでも〜 実質的に出た費用はわずか「30万円」となります。
120万円のおよそ4割は、税金やら保険やらの節税に影響し、50万円の課税対象とならない売却価格が加わる事により〜 実質では30万円の出費という計算。 (まあ、事業所得の額によってかなり左右されると思いますが)
これなら、めっちゃ安くて古い自動車を手直し手直しで乗るよりも〜 場合によっては随分とお得となることだって ^^
とまあ、こんな感じで。
あ、話のついでまでに・・・
一般的にリセールバリューの高い軽自動車は、「軽ハコ」、「軽トールワゴン」、「軽バン・軽トラック」。 こんな感じでしょう ^^ もし車種にコダワリがなく、車の買い替えを検討される場合には〜 これまた参考までに ^^
あ! 但し! 事業用としても使用する自動車ですから、事業用として認められやすい車種をチョイスするのは〜 言うまでも無い当然の事と考えておきましょうね〜 ^^
以上皆様のお役に立てる部分御座いましたら幸いです。 また以上参考などまでに。