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(2010年6月10日更新)

ローンとクレジットの違い。仕訳、勘定項目など

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  • 1. 事業者がクルマを買う時の選択
  • 2. 仕訳の勘定科目
  • 3. クレジットの弱点。デメリット等

事業者がクルマを買うときの選択

 例えば・・ 事業用車両を月賦(月割り)で購入する時には(家事兼用車なども含む)、銀行からの借入 自動車販売店での信販系オートローン どちらが良いのでしょうか?
まあ事業の内容等にもよりますが、今後事業用資金を銀行から借り入れる予定がある方は〜 ここは迷わず「自動車販売店での信販系オートローン」を選んでおくのがほぼベスト、定番と言えるでしょう。 何故なら---

 自動車販売店で取り扱っている分割払いは(オリエントやジャックスと言った信販会社系) 正式には「クレジット」と呼ばれる融資方法であり、現金の借り入れとは全く異なるシステムとなっております。 つまり・・ 信販会社系のオートローン(クレジット)は帳簿上では現金の借り入れとならず、いわゆる「未払い」扱いの金銭として処理されることとなりますので、その自動車購入代金は「未払金」として扱われるだけで賃借対照表上の借入金には反映されず、今後イザという時 事業用資金の融資を受けるための審査が有利となる可能性が高いからなんです。
※ 借入金の額は、いわゆる事業を営む上での借金の額。 つまり新たに現金を借り入れするためには、現時点での借入金(借金)の額が少ないほど(出来れば無い方が)審査に有利となる傾向と言えますので

仕訳の勘定科目

 上記例で言う信販系(オリコやジャックス等)は未払金として扱われますので、当然そのローン(クレジット)の額は ”未払金” として仕訳します。 一方銀行等にて融資を受けた場合には現金の借入という扱いになりますので、ここは対し ”借入金” として仕訳するのが基本的かと。

クレジットの弱点。デメリット

 但し、事業者にとってはクレジットが有利! とは言ったものの〜 しかし当然デメリットだって存在しております。 それは---

 クレジット系(信販系)のローンは、そもそも金利が高い傾向にある。

 ことかな。

 まあクレジットの場合はそもそも 「金利」という表現ではなく、分割手数料等と言った表現をするのですが、まあいずれにしても根本的なものは同じこと。 安い金利を取って借入金を増やすか、高い金利だが借入金を増やさないか。。 というわけでまあ結論的にはこの辺りも十分ご検討の上でのご選択などは忘れずに。

 以上各ご参考などまでに。

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