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（2016年3月6日更新）
純損失の範囲
青色申告者は純損失の繰り越しが出来るとか出来ないとか〜 と、そもそもその前に、その純損失って何処までの損失なの？ 国民健康保険とか国民年金などの所得控除は含まれる？ 住宅ローン控除などの税額控除も入る？差し引けるの？
ある程度経理に熟知されている方ならそこまで考える人は少ないかと思われますが、しかし個人の方だとけっこうこの辺り分からないですよね。。 色々な専門的なサイトを見てもブログを見ても〜 詳しく触れていても損益通算してマイナスだったら純損失と書いてあるだけで、もう一歩かゆいところに手が届かない。
事業所得はプラスでも、支払った年金とか生命保険とかの所得控除を差し引いたらマイナスの場合は？
住宅ローン控除などを入れると トータルで赤字になる時は？
純損失には、所得控除や税額控除などまでは含みません
つまり例えば所得が事業所得オンリーの場合、売上収入から必要経費を差し引いた事業所得がマイナスの場合には〜 純損失が出ていることになるが、この時点で既に黒字の場合には純損失は出ていないことになる。
事業所得が10万円で、所得控除（支払った年金や国保、配偶者控除とか扶養控除とかも）が150万円だとしても 黒字ということになる。
勘違いなどなさらぬように。
ちなみにこれらを踏まえ、純損失 ＝ 各所得から必要経費を差し引き、残った各所得で内部通算、及び損益通算を行い〜 ここまでで残った額がマイナスの場合。 という事。 ここから所得控除などは考慮しません。
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(C) 佐田会計 確定申告会