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(2009年5月19日更新(2015年4月一部更新))
春先から初夏にかけては、何かといきなり支払う物が急増して、、 気温は暖かくなっているのに、財布と通帳は冷え込む時期。
所得税、 国民年金、 国民健康保険、 自動車税、 住民税。 おいおい・・・
ところで皆さん。これらの支払い分はきちんと正しい帳簿、仕訳管理が出来ていますか?
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これは一切必要経費になりません。 ゆえ完全に個人の出費として取り扱って下さい。
【仕訳例】
事業用口座から、所得税が5万円引き落としされた。
借方 | 貸方 |
---|---|
事業主貸 50,000円 | 普通預金 50,000円 |
ちなみに個人の財布などから支払いを行った場合には、一切仕訳もありませんので 一応予め。。
これも一切経費になりません。 出費は個人の出費となります。
ただ今年中に支払った国民年金の納付額は、当年度分の所得から控除する事が出来ますので(その分支払う税金も安くなる)、、 その辺りちょっと考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、しかしこの処理はあくまで確定申告の時に行う処理であって、日頃の帳簿管理では一切触れる事はありませんので〜 これら一応予め。
【仕訳例】
事業用資金(現金)から国民年金175,920円支払った。
借方 | 貸方 |
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事業主貸 175,920円 | 現金 175,920円 |
もちろんこの場合も、個人のお財布から出ている場合は一切仕訳の必要はありません。
これは上記 「国民年金」と同じ見解で問題ないでしょう。 仕訳例などもそちらをご参照下さい。
これは必要経費として認められますので、事業使用分・家事按分に応じて仕訳を行って下さい。
【仕訳例】
家事按分50%の、事業兼用車の自動車税39,500円を事業用資金から支払った。
借方 | 貸方 |
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事業主貸 19,750円 | 現金 39,500円 |
租税公課 19,750円 |
【仕訳例】
完全自家用車の自動車税39,500円を事業用資金から支払った。
借方 | 貸方 |
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事業主貸 39,500円 | 現金 39,500円 |
【仕訳例】
完全事業用車両の自動車税39,500円を個人のお財布から支払った。
借方 | 貸方 |
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租税公課 39,500円 | 事業主借 39,500円 |
なおなんとなく分かるかもしれませんが、自動車税、及び軽自動車税は 「租税公課」の勘定科目で仕訳を行います。
これも必要経費になる税金ですので、、
こんな感じかと。
なお個人事業税は100%事業に従事する必要経費。 家事按分なくそのままダイレクトに全額経費計上しちゃいましょう。
こちらは必要経費とはなりません。
(※ 所得税と同じ見解)
【仕訳例】
事業用資金から、住民税10万円を支払った。
借方 | 貸方 |
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事業主貸 100,000円 | 現金 100,000円 |
と、それぞれこんな感じかと。
どうですか〜 いかがでしょうか〜
皆さんはイイ感じで帳簿・仕訳管理出来ていらっしゃいますか?
以上参考などまでに。